消毒用アルコールの安全な取扱い
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、手指の消毒等のため、消防法に定める危険物の第四類アルコール類に該当する消毒用アルコールを使用する機会が増えています。
一般的に消毒用アルコールの特性として次の特徴があり、取り扱う場合には十分な注意が必要です。
- アルコールの火災予防上の特徴
- 火気に近づけると引火しやすい。
- アルコールから発生する可燃性蒸気は、 空気より重く、低いところにたまりやすい。
このため、ご家庭や事業所などにおいて、消毒用アルコールを使用する場合、下記に示す火災予防上の一般的な注意事項に十分注意の上、安全に取り扱ってください。
火災予防上の一般的な注意事項
火気の近くで使用しない
消毒用アルコールを使用するときは、火気の近くで使用しないようにしましょう。

容器に詰め替える場合
消毒用アルコールを容器に詰め替える場合は、漏れ、あふれ又は飛散しないよう注意しましょう。
また、詰め替えた容器に“消毒用アルコール”や“火気厳禁”などの注意事項を記載してください。

設置保管場所
消毒用アルコールの容器を設置保管する場所は、直射日光が当たる場所や高温となる場所は避けましょう。

容器の落下や衝撃
消毒用アルコールの容器を落下させたり、衝撃を与えることのないように気をつけてください。

室内での取扱い
室内の消毒や消毒用アルコールの容器詰替えなどにより、アルコールの可燃性蒸気が滞留するおそれがある場合には、通気性のよい場所や換気が行われている場所で行いましょう。
また、密閉した室内で多量の消毒用アルコールの噴霧を行うことはさけましょう。
