灯油の流出事故防止
毎年、ホームタンク等からの流出事故が後を絶ちません。
危険物の流出事故は、火災発生の危険性があることはもちろんのこと、河川に流入すると、水道水の取水や水田、魚等に大きな影響をあたえる場合があります。
灯油の流出事故のための確認事項
次の事項を再確認し、灯油の流出事故や被害の拡大を防止しましょう!
- ホームタンクからポリ容器へ灯油を小分けするときは、絶対にその場を離れない。
- 万一流出事故が発生した場合は、速やかに消防署へ通報する。
- 河川等に油が流れているのを発見した場合も、消防署へ通報する。

ホームタンクの点検
あなたの家のホームタンクは大丈夫?
点検個所は全部で8箇所。
- タンクゲージの破損
タンクへ水が浸入し、暖房器具の不作動の原因となる場合があります。 - 通気管のつまり
燃料の吸出しが不可能になる場合があります。 - タンク内のサビ
サビの破片が、暖房器具の不完全燃焼の原因となる場合があります。 - バルブの開閉が渋い
バルブの開閉が不完全となり、漏れの原因となる場合があります。 - ストレーナーの汚れ
灯油の流れをさまたげ、暖房器具等がつかない原因となる可能性があります。 - 配管とタンク結合部の緩み及び配管の腐食
漏れの原因になり、空気が入ればタンク内のサビの発生原因になります。 - ホームタンクの固定
地震等から、ホームタンクの転倒を防ぎます。 - 防油堤の設置
タンクから漏えいした燃料の流出を防ぎます。

防油堤を設置しましょう
防油堤とは?
ホームタンクから灯油等が流出した場合に施設外に流出を防止するために設ける受け皿です。
貯蔵量200リットル以上の灯油のホームタンクについては、火災予防条例で防油堤の設置が義務づけられております。
なお、200リットル未満のホームタンクについても、流出事故防止のため防油堤を設置しましょう。

上図は、設置する場合の一例ですので、詳しくはお問い合わせください。
お問い合わせ先
詳しくは、お近くの消防署にお問い合わせください。