119番通報

119番のかけ方

通報要領

119番通報は、私たち消防が最初に火災・救急・救助などの災害発生を知る大切な窓口です。
正しい119番通報は、一刻を争うあなたや私たち消防の大きな助けとなります。

  • 場所はどこですか?
    正確な場所がわからないと出動命令が出せません。落ち着いて司令員の質問に答えてください。
  • どんな状況ですか?
    見たまま、聞いたままの状況を教えてください。

むずかしく考えなくても結構です。一度にすべてを伝えなくても構いません。
まず落ち着いてください。
そして指令員の質問に”はっきり””ゆっくり”答えてください。

下記のようないくつかの質問から、指令員と指令室のコンピューターは瞬時に最適な消防隊を選択し、出動指令を出します。
すべての質問がとても大切です。

火災の場合

  • (通信指令課)
    • (通報者)
  • 119番消防です。
    火事ですか、救急ですか?
    • 「火事です」
  • 場所または住所は何番地ですか?
    • 「○○市○○町○○番地○○の○○です」
  • 何が燃えていますか?
    • 「家が燃えています」
  • 何階のどこが燃えていますか?
    • 「2階の寝室が燃えています」
  • 周囲の建物へ燃え広がりそうですか?
    • 「北側の家に燃え移りそうです」
  • けが人や逃げ遅れた人はいますか?
    • 「60歳の男性が右腕をヤケドしました。
      逃げ遅れはいません」
  • あなたの名前と電話番号を教えてください。
    • 「松本太郎です。
      電話番号は○○-○○○○です」

救急の場合

  • (通信指令課)
    • (通報者)
  • 119番消防です。
    火事ですか、救急ですか?
    • 「救急です」
  • 場所または住所は何番地ですか?
    • 「○○町○○番地○○(○○アパートの○○号室)の○○です」
  • 具合の悪いのは男性、女性どちらで、何歳ぐらいですか?
    • 「70歳くらいの女性です」
  • 意識、呼吸はありますか?
    • 「意識はありませんが、呼吸はあります」
  • どのような状態ですか?
    • 「急に倒れケイレンしています」
  • 掛かり付けの病院はありますか?
    • 「○○病院に〇〇の病気で掛かっています」
  • あなたの名前と電話番号を教えてください。
    • 「松本花子です。
      電話番号は○○-○○○○です」

救急車が到着するまでに

通報してから救急車が到着するまでは長く感じるもの。でもあなたにやってもらいたいことがいくつかあります。

  1. 交通事故等の場合は安全な場所へ移動してください。
  2. 可能な範囲で救命措置を行ってください。
  3. 呼吸がなかったら、人工呼吸・胸骨圧迫を実施してください。
    近くにAEDがある場合は、電源を入れその指示に従ってください。
  4. 救命措置を実施する場合は感染防止を図ってください。
    血液や吐物を素手で触れないよう、ビニールやゴム製の手袋、又はビニール袋を使用してください。
  5. 声をかけて励まし、安心させてください。
  6. 衣類を緩め、本人が希望する楽な姿勢を取らせてください。
  7. 指令員が折り返し電話をする場合があります。電話に出られる状態で救急車の到着をお待ちください。

サイレンを鳴らし、赤色回転灯は点灯して走行します

法律で義務付けられているため、サイレン・赤色回転灯を止めて走行することはできません。
ご理解・ご協力をお願いします。

守って欲しい119番マナー

最近、『○○病院へはどうやって行ったらいいの?』『夜に診てくれる病院を教えて』『サイレンが聞こえるけど何かあったの?』などの119番通報が増加中です。
緊急でない通報は、本当に深刻な緊急事態への対応を遅らせることになります。
緊急でないお問い合わせは「災害情報」と「救急当番医」のページをご覧ください。

スマートフォンからの誤通報について

  • スマートフォンの緊急通報機能(画面ロック状態)により、鞄や衣服のポケットに入れた状態で、119番に通報してしまう場合がありますので注意してください。
  • 誤通報防止のためのアップデートなどが可能な場合がありますので、お持ちの携帯電話会社にお問い合わせください。
  • 誤通報された場合は電話を切らず「間違いです。」とお伝えください。
    電話に出ない又は切られた場合は、緊急性の有無を確認するため、折り返しの電話や消防車、救急車などを向かわせる場合があります。